メディアセンターのPC(Windows)でChromeを使う
こんにちは。
PC講座企画開発局です。
今日は、広島大学メディアセンターのPCのWindows(以下ICE Windows)でChrome(正確にはChromium)を使う方法についてです。
ICE WindowsではFirefoxやInternet Explorerといったブラウザしか使えませんので、普段Google Chromeを使っている人は困っていたことと思います(ICE Linuxなら使えますが)。
普通にGoogle Chromeをインストールすると、管理者権限がないのでログインし直す度にインストールしなければなりません。これはかなりの大変なので1回の操作で何度も使えるようにしましょう。
今回インストールするChromiumはGoogle Chromeのお兄さんのような存在です。ChromiumにGoogleのサービスを統合させたものがChromeとなります。ChromiumではChromeのほとんどの機能を使用することができます。Chromeの機能で便利な他のChromeとの同期やChrome拡張機能も普通に使えます。
それではさっそくChromiumをインストールしていきましょう。
- ブラウザで最新のバージョンを https://download-chromium.appspot.com/ からダウンロードします。
真ん中の[downloadchromium]をクリックするとchrome-win32.zipというファイルが落ちてきます。
- ダウンロードしたZIPファイルを展開します。
- 展開したchrome-win32というフォルダの中にchrome-win32というフォルダがあるので、それを個人フォルダ(自分の名前のフォルダ)に移動します。残ったファイルやフォルダは削除して構いません。
このフォルダ内のchrome.exeを実行すれば、Chromiumが起動します。しかしこれでは起動する度にプロファイル(履歴やブックマークなどのデータ)が消えてしまうので、プロファイルの保存場所を指定して起動させます。
- 個人フォルダのchrome-win32のchrome.exeを右クリックして、[送る]→[Desktop(create shortcut)]を選択します。
- デスクトップにできたショートカットを右クリックして、[プロパティ]を選択。編集します。
- [ショートカット]タブのリンク先の最後に「 –user-data-dir=%USERPROFILE%\chrome-win32\profile」と追記します(chrome.exe -user-dataとなるようにスペースで区切ってください)。プロファイルの場所は消えない場所ならどこでもいいです。場合によって変えてください。
- 変更したら[OK]を押してウィンドウを閉じます。
これでおしまいです。
デスクトップにつくったショートカットからChromiumを起動させましょう。これでICE WindowsでもChromeを使えますね ^^
ちなみにChromiumにはChromeのような自動更新機能がついていないので、アップデートは手動でする必要があります。そのときは以前のchrome-win32フォルダ内のprofileフォルダを、新しく作ったchrome-win32フォルダにコピーしてください。セキュリティ的にも定期的なアップデートをしましょう。
またChromiumのバージョンによっては一部機能が使えない場合があります。そのときは古いバージョンのChromiumを使ってください。古いバージョンのChromiumのダウンロードはこちらから。バージョンがわかりづらいので、こちらの手順を参考にしてください(英語)。
くれぐれも自己責任でお願いしますね。
※起動する度にGoogle Chromeやプロファイルが消えてしまうのは、ICE端末の仕様で終了時に一時フォルダの内容を削除してしまうために起こります。個人フォルダは終了しても削除されないので、この方法が使えます。