Excelの豆知識♪
皆さん、お久しぶりです!PCSSサポーターのさぼです!
対面授業や部活・サークル活動が徐々に解禁され、忙しい日々を送っていることと思います。最近、とても暑くなってきましたね。こまめに水分をとることを心掛け、健康に充実した生活を送っていきましょう~
さて、「Excelの豆知識」では、あまり知られていないExcelのちょっとした機能について紹介していきたいと思っています!今回のテーマは「スパークライン」です!
皆さん、スパークラインという言葉を聞いたことはありますか?私はこのブログを作成するまで全く知らなかったです…
スパークラインとは、1つのセルに収まる小さなミニグラフをつくれる機能です。複数のセルに入力された数値をもとに、別のセル内に小さなグラフを作成することができます。主に表作成で用いられ、表示できるグラフの種類は以下の3種類があります。
・折れ線:時間の経過によるデータの推移を表す。時系列データを表すのに最適です。
・縦棒:データの大小関係を表す。表の横軸に関連がなく、データ間の比較を行うときに使いましょう!
・勝敗:数値の正負をもとに、データの勝敗を表す(正直、使う場面は少ない…)
スパークラインはグラフと同様にデータをビジュアル的に理解しやすくするメリットがあります。通常のグラフを用いた場合には、個々の数字が見づらくなりますが、スパークラインを用いることで、各数字を細かく見ながら、データ全体の傾向をざっくり確認することができます
さて、スパークラインの良さが分かったところで、ここからは、その作成方法について説明していきます
①データをExcelに打ち込み、表を作る。(今回は東広島の気温と降水量のデータを用いて作成します)

②次に、挿入タブ>スパークライン>折れ線を選択する。(今回は平均気温の傾向のセルに折れ線のスパークラインを挿入)

③「スパークラインの作成」が出てくるので、データ範囲とスパークラインを挿入するタブを打ち込み、「OK」を押す。

これで折れ線のスパークラインが入りました!しかし、このままでは少し見にくい…

スパークラインのタブから、スパークラインの編集を行うことができます。今回はマーカーをつけ、赤色で統一してみました!また、降水量のデータも同様にして縦棒のスパークラインを挿入しました。
色やマーカーのほかにも、最大値や最小値などの特定のデータマーカーだけを色を変えて強調したり、軸を設定したりすることができます。

いかがでしょうか。スパークラインを活用することで、各数値とともにデータ全体の傾向が一目で見られたと思います!
ここで、1つ注意点があります。
スパークライン同士でデータを見比べる場合は、必ず軸をそろえましょう!
もし、軸をそろえていないと…

→数値が大きく異なるのに、同じように見えてしまう…
*軸をそろえる方法
最小値・最大値は スパークラインツール>軸 から設定をおこないます。すべてのスパークラインを範囲選択し、縦軸のオプションで最小値・最大値ともに「すべてのスパークラインで同じ値」を選択
(差が大きい場合はユーザー設定値のほうが見やすいこともある)

これで縦軸の最大値・最小値がそろいました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!これからもパソコンに関するちょっとした機能の紹介を行うので、ぜひご覧ください~
参考資料
【Excel】スパークラインって知ってる?表を見やすくする超便利な機能 – まいにちdoda – はたらくヒントをお届け