Wi-Fiルーターの選び方
みなさん、こんにちは。PCSSサポーターの将軍です。
今日は、Wi-Fiルーターの選び方についてご紹介します。
新たに一人暮らしをされる際に、必要になることが多い機器ですが、どのように選べば良いかわからず、とりあえずで選んでいる方も多いのではないかと思います。
Wi-Fiを購入される方は、ぜひ今から挙げる視点を基に、最適な物を選んでみてください!
注意
新たに一人暮らしを始める方は、物件に、すでにWi-Fiルーターが完備されていることがあります。この場合、Wi-Fiルーターを用意する必要はありません。
物件の詳細を確認してください。(インターネット完備のマンションであっても、Wi-Fi完備とは限りません。詳しくは、建物の管理会社等にご確認ください。)
まずは使用環境を確認
Wi-Fiを使用する環境によって、選ぶべきWi-Fiルーターも変わってきます。
使用する人数や接続する機器の数、戸建てなのか集合住宅なのか、広さはどの程度かを確認しておくと良いでしょう。
アンテナの数
Wi-Fiルーターとスマホなどの機器は、アンテナを通じて通信を行っていますが、人数や使用する機器が多いと、一つのアンテナに通信が集中することで、通信速度が遅くなってしまいます。
そこで、人数や使用する機器が多い場合は、アンテナの数が多いものを選ぶと良いでしょう。

この画像の場合は、5GHzのアンテナが4本、2.5GHzのアンテナが4本搭載されているということになります。(5GHzなどについては、後述)
この機器の推奨利用環境は、戸建ての場合は3階建、マンションの場合は3LDK、端末は21台、人数は7人となっています。
一人暮らしの方には、少しオーバースペックかもしれませんね。
周波数
Wi-Fi電波の周波数には、2.4GHzと5GHzがありますが、それぞれ特徴があります。
2.4GHzは、壁や家具などの障害物に強く、電波が遠くまで届きやすいという特徴があります。
5GHzは、2.4GHzに比べ、通信速度が早く、電波干渉を起こしにくいという特徴があります。そのため、大容量通信を安定して行うことができるという特徴があります。
現在のWi-Fiは両方搭載されていることが多いですが、アンテナの本数がそれぞれで異なる場合があります。両者の特徴を捉えた上で、選んでみてください。
ビームフォーミング
ビームフォーミングは、特定の方向へ電波を送信したり、特定の方向からの電波を受信したりする技術です。
通常、電波はどの方向にも広がっていきます。それを、機器の方向に、強い電波を飛ばすように調整してくれる機能です。
この機能があると、電波が届きにくい場所でも、通信速度の向上が期待できます。
IPV6
IPV6を使うためには、ご利用のインターネット環境がそれに対応していることが必要です。必ずご確認ください。(オプションサービスの場合もあります。)
IPV6とは、新しくできたインターネットの道路のようなもので、これまでのIPV4と比べ、速く、混雑しにくいという特徴があります。
イメージで言うと、IPV6が高速道路で、IPV4が下道といった感じです。(ローカルな話題で言えば、IPV6が東広島バイパスで、IPV4が並行する国道2号線といったところでしょうか。)
ご利用のインターネット環境が、IPV6に対応していれば、この機能を搭載したWi-Fi機器を購入することで、快適な通信を行うことができます。
規格
通信方法には、規格と呼ばれるものがあります。(上の画像では、大きくWi-Fi6と書かれていますね。このことです。)
2023年現在、最新の規格は、WiFi6Eと呼ばれるものです。しかし、まだ対応している機器が少ないので、WiFi6という規格を選ぶと良いでしょう。
WiFi6であれば、対応している機器は多いですが、使用する機器が、それに対応しているかどうかを確認してみてください。
対応していれば、その規格のWi-Fiを選ぶと良いでしょう。
今回は、Wi-Fiルーターの選び方について解説をしました。
良いものを選ぼうとすると、価格が高くなってしまう傾向にあるので、今回ご紹介した観点を基に、ご自身に合ったWi-Fi機器を選んでみてください。
また、メーカーも推奨使用環境を提示しているので、それも参考にしてみてください。
その際、「実は、LANポートの通信速度が遅い」などといった、弱点がある場合もありますので、ネット等で調べて、検討してみるのが良いでしょう。
今回は以上です。最後までご覧いただきありがとうございました。
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